犬も夏バテ要注意?夏バテ予防と対応には何をする

いよいよ暑い夏がやってきましたね!

海や川へのお出かけ、バーベキューや花火大会など、楽しいことが盛りだくさんだと思われます。

でも、『なんとなくだるい…』『食欲が出ない…』などという日もあるかもしれません。

こーくん
こーくん

これは『夏バテ』の可能性もあり、ワンちゃんでもなってしまうことがあります!

なので今回は、こんな疑問にお答えします。

この記事でわかること

  • 犬が夏バテをしたときの症状
  • 犬が夏バテをしたときの<食事>対処法
  • 犬が夏バテをしたときの<運動>対処法
  • 犬が夏バテをしたときの<環境>対処法

などをお伝えしています。

「愛犬と楽しく暑い夏を乗り切りたい!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。

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犬も夏バテをする!その原因とは?

人と同じように、犬も夏バテをします

この『夏バテ』ですが、温度差による自律神経の乱れが原因のひとつとなっています。

エアコンの効いた室内と、お散歩時など外に出るタイミングでの温度差により、自律神経の働きが低下してしまい、からだに不調を生じてしまいます。

こーくん
こーくん

また、冷房の効きすぎた室内に長くいることも、自律神経が乱れる一因とされていますよ。

注目

自律神経は、循環器や消化器、呼吸器などといったすべての臓器の活動を調整しているため、これが乱れることでさまざまな症状が引き起こされます。

犬が夏バテをしたときの症状とは?

犬が夏バテをしたときによくみられる症状は、食欲が落ちることです。

いつもは食いしん坊で何でも食べる子でも、『食いつきが悪い…』『残してしまう…』といったことが生じます。食が細い子については、全く食べないといったケースもあります。

ほかにも、下痢や嘔吐など消化器症状を示したり、動きたがらない・散歩を嫌うようになるといったことが見られる場合もあります。

ただし、なにかしらの病気があって、体調不良を示していることもあります。

夏バテと類似した症状の体調不良の場合もある

「下痢や嘔吐をしている…夏バテかな?」と思って様子を見ていたら、実は腸閉塞だった!なんてこともあります。他には、熱中症等の可能性もあります。

熱中症の可能性もある

夏バテと熱中症との鑑別は難しいこともあります。

ただ、熱中症は、暑いところにいた場合に生じます。

炎天下でのお散歩やバーベキュー、エアコンのついていない室内などで生じることが多いです。

症状としては、

  • 呼吸が速い
  • よだれが多い
  • ハーハー(パンティング)が過剰である
  • 呼びかけに反応しない
  • ぐったりしている

などが多く、緊急的な対応が必要なこともあります。

\POINT/ まずは、涼しいところにうつし、水道水をからだにかけてあげるようにしましょう。うちわや扇風機などで風を送ることで、気化熱を利用して体温を下げてあげることも!

こーくん
こーくん

また、水が飲める場合には、十分に飲水させてあげましょう。

同時に動物病院にも連絡をし、場合によっては速やかに受診するようにしましょう。

犬の夏バテ対策~食事編

愛犬の食欲が落ちている場合には、食事内容や食事スタイルを工夫してあげてみましょう。

具体的には、

  • ウェットフードにする
  • ふやかしてあげる
  • 手であげてみる
  • 食事の種類を変える
  • トッピングをする
  • ふりかけをかける
  • 肉や魚のゆで汁をかける

などといったことです。

ウェットフードはその成分の60~80%程度が水分であり、嗜好性もよいため、夏の脱水予防にはおすすめです。

\POINT/ おやつは食べるけど食事は残してしまうといった子は、おやつをあげることで、食欲を思い出させてあげることもできます。

こーくん
こーくん

「夏バテ気味かな…」と思った際には、いつもより少し多めにおやつをあげてもいいかもしれません

犬の夏バテ対策~運動編

暑い夏は、家でぐだ~っと過ごしてしまいますよね。

でも、毎日ダラダラと過ごしていると、からだがなまってしまうだけでなく、心も不安定になることがあります。

そのため、暑い夏でも適度な運動が必要です。

【歩く散歩と走る散歩どっちがベスト?】旅行先でも適切な運動量を満たす、散歩のポイント!

上記の記事でもお話していますが、夏の日中のお散歩はNG

夏の日中のお散歩はNG

すぐに熱中症となってしまいます。地面を素足で歩くワンちゃんにとっては、肉球をやけどしてしまうこともしばしばあります。飼い主さんが地面を触り、熱くないかどうかを確認してから、お散歩に出かけるようにしましょう

お散歩などの適度な運動は、早朝や日が沈んでからの涼しい時間帯を選んで行うのがベスト。

こーくん
こーくん

日によってはお散歩が難しい…そんな時は室内でボールやおもちゃを使って、一緒に遊ぶとOK!

犬の夏バテ対策~環境編

夏場の温度・湿度管理は非常に重要です。

\POINT/ 室温は25℃~28℃程度、湿度は60%以下に保つようにしましょう。

こーくん
こーくん

厳密に調整することは難しいと思いますので、人が涼しい・快適と感じる温度や湿度に設定すればOK!

もちろん個体差があり、子犬やシニア犬、毛の薄い犬種などは寒く感じている可能性もあります。

注目

エアコンの入っていない部屋に行き来できるようにする、ブランケットやペットベッドを用意するなどをしてあげると安心ですね。

また、規則正しい生活を送ることや十分な休息も大切です。十分な睡眠をとり、朝はしっかり起き、あまり夜更かしをしないようにしましょう。

お出かけが続いてしまった場合には、翌日はしっかり休養をとるようにしましょうね。

【犬旅行暑さ対策】~旅行先での暑さ対策やオススメグッズ紹介~

犬の夏バテ対策として、水分をしっかりとることも大切

愛犬の夏バテ対策には、十分に水分摂取をすることも大切です。

犬の体は50~80%程度が水分でできています。

そのため、いつでも新鮮な水を飲めるように準備してあげましょう。

こーくん
こーくん

ただ、「暑いからお水を飲んでね!」と愛犬に伝えても、なかなか飲んではくれないですよね…

犬が水を飲まないときには、

  • ウェットフードにする
  • ウォーターファウンテンを用いる
  • 部屋のいろいろな場所に水飲み器を置く
  • 手からあげてみる
  • ちゅ~るなど液状のおやつを混ぜてみる
  • 自動給水器を用いる

など対応してみましょう。

最近では、犬用のアイスヨーグルトなども販売されていますので、上手に取り入れてみてもいいかもしれませんね。

【徹底解説】犬もヨーグルトで腸内環境を整える!食べても安心なオススメ5選

お留守番のときや、散歩に出かけるときも、水分の準備を忘れずにしましょう。

【まとめ】犬も夏バテ要注意?夏バテ予防と対応には何をする

こうも暑い日が続くと、犬も夏バテをしてしまいます。

『食欲がない…』『元気がない…』などは愛犬の不調を示しています。

室温は25~28℃程度、湿度は60%以下に保ってあげるようにしましょう。

また、食欲がないときは、ウェットフードを用いたり、ささみや胸肉などのゆで汁をかけることで、食いつきが増すことはよくあります。

愛犬の様子をしっかりとチェックし、楽しい夏を送りましょう!

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