犬に手作りご飯を与える前に知っておくべき5つの注意点

「愛犬のご飯を手作りしたい!」と考えている飼い主さんは、多くいらっしゃいます。

家族同然の愛犬ですので、少しでもおいしく食事を摂ってほしいですよね。

でも実際、

何を作ってあげるといいのだろう…

気をつけることは何かな?

など、疑問や不安があることと思います。

この記事では、犬の手作りご飯で注意すべきことを5つお伝えしています。

こーくん
こーくん

「愛犬のたからだ作りのために、手作り食をあげたいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。

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犬の手作りご飯で注意するべきこと5選

新鮮な食材を使用して、愛犬への手作り食を作ることは、とても楽しいですよね。

また、食物アレルギーがある場合には、手作り食しか方法がない場合もあります。

ただ、愛犬の手作り食をする際には、以下の5つの点に注意してあげる必要があります。

以下で分けてお伝えしますね。

①まずはしっかりと勉強をすること

愛犬への手作り食をする際に、もっとも大切なことは、しっかり勉強をしてから作ることです。

人と同じ雑食動物なので、同じ感覚で作ってしまう方もいらっしゃると思います。

ただ、当然ながら人と犬は別の動物ですので、食性や消化吸収できる食事内容も異なります

そういったことをきちんと勉強せずに作ってしまうことで、タンパク質含量が不足したり、カロリー過多となってしまうこともあります。

こーくん
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特に多い手作り食による弊害としては、ビタミンやミネラルを中心とする欠乏症・過剰症です!

総合栄養食のドッグフードを与えられている動物ではこういった問題は起こり得ないですが、手作り食をあげている場合にはよく生じます。

②食べてはいけない食材を認識すること

犬においては、人が普通に食べられる食材であっても、中毒を起こすものがあります。

もっとも有名なものは、ネギ科の植物であり、タマネギや長ネギ、にんにくやエシャロットなどを食べることにより、下痢や嘔吐、貧血症状を引き起こします。

中毒を起こすかどうかは個体差もありますが、なめた程度で症状が出る場合もあります。

また、ブドウやアボカド、チョコレートなども食べてはいけない食材です。

量や種類にもよりますが、ナッツ類や海産物もNGです。

同様に味付けをした食事もあげてはいけません。

最悪、心臓病や腎臓病を引き起こす可能性があること、また過剰摂取で太ってしまうことも多いですね。

素材そのものの味を生かした料理を作るようにしましょう。

NG食材リスト

参考までにNG集の一部をリスト化しました。

  • チョコレート
  • ブドウ
  • キシリトール*
  • ネギ類(例:たまねぎ、長ネギ)*
  • ニラ
  • にんにく
  • 調味料
  • 塩分が高い加工食品(例:ハム・ソーセージ・ベーコン・魚の干物)
  • 人間用の牛乳

特に「*」を付けた食材を食べてしまった場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

③できればトッピング程度に用いること~総合栄養食のドッグフードと混ぜる程度がオススメ~

上記でもお伝えした通り、手作り食はきちんと勉強をしたうえで作らない場合には、かえってからだに害となることもあります。

ただ、すべてを手作り食にするのではなく、あくまでも主食は総合栄養食のドッグフードを与え、トッピング程度に手作り食を用いることで、味にメリハリをつけてあげることもできます。

また、手作り食の場合は、毎日同じ食材をあげるのではなく、今日はジャガイモとひき肉、明日はささみとカボチャなど、日々異なる食材をあげるようにすることで、栄養の偏りも生じづらくなります

こーくん
こーくん

基本スタンスは、総合栄養食メインで食欲アップの為、たまに手作りを混ぜてあげるとしておくのが良い!

④野菜は食事量の20%以下にとどめること、細かく刻む

犬は肉食寄りの雑食動物ですので、野菜の消化吸収があまり得意ではありません。

それゆえ、野菜の量は食事全体量の20%以下にとどめるようにしましょう。

また、茹でたり、細かく刻んだりしてあげることで、胃腸の負担を抑えることができます。

基本的には、人と同じような調理方法で問題ありません。

キュウリや大根などは、水分摂取もできますので、おなかを壊さない場合には、生のまま食べさせてもいいでしょう。

⑤獣医師に相談をすること

手作り食をメインであげる場合には、食事内容を獣医師に確認してもらったほうが安心でしょう。

例えば、慢性的なかゆみや、治りづらい下痢や嘔吐などの症状がある場合には、食事の影響も考慮に入れるため、主治医が食事内容を認識していることは、とても重要なのです。

また、何かしらの治療としての手作り食をしている場合には、療法食という病気の治療のための食事に変更することもできます。

疑問点や不安点がある場合にも、あわせて主治医の先生に確認をしておきましょう。

犬におすすめの手作りご飯

犬におすすめの手作りご飯としては、ジャガイモやさつまいもなどをメインとして、ささみや胸肉などの低カロリーのタンパク質源とブロッコリーやニンジンといった野菜を混ぜた食事となります。

炭水化物は、愛犬のエネルギー源となりますので、お米やジャガイモなどのイモ類を主食として用いるようにしましょう。

パンは塩分が多いため、控えたほうがいいでしょう。

タンパク質としては、鶏肉や豚肉が低カロリーでおすすめです。

牛肉もアレルギーがない場合には、嗜好性がよいため、硬くない部分を使用してあげましょう。

野菜は、ブロッコリーやトマト、キュウリやニンジンなどを細かく刻む、もしくはフードプロセッサーで砕くようにしましょう。

食材は、犬によって合う合わないがありますので、愛犬の食いつきや便の様子をみて、コントロールしてあげるといいですね。

犬の手作りご飯~初心者の方は通販に頼ることも方法のひとつ

このように、愛犬の手作り食をする場合には、しっかり勉強をしてから行うことが重要です。

ただ、初心者の方や、そのような時間がとれない場合、また、毎日作ってあげることが難しいときには、通販に頼ることも方法のひとつとなります。

市販のドッグフードでは、

  • 食いつきが悪い…
  • 添加物が多くて心配…

といった方や、「新鮮な食事をあげたいな!」という場合には、自身で作るとともに通販サービスも併用することで、栄養バランスが整うことが期待されます。

犬の手作りご飯~ドライとウェットを混ぜるのも方法のひとつ

食いつきや添加物が気になる方には、ドライとウェットを混ぜるのもひとつの方法です。

また、気になる添加物が少ないドライとウェットを組み合わせることで、与える添加物の量を減らせると同時に、水分豊富でより生肉に近い素材の状態であげられることから嗜好性が高まります。

両方を混ぜてあげることで、食事にメリハリが生じ、ごはんタイムがより一層楽しい時間になるでしょう!

【まとめ】犬の手作りご飯で注意すべきこと5選

犬の手作り食をする際には、

  • まずはしっかりと勉強をすること
  • 食べてはいけない食材を認識すること
  • できればトッピング程度に用いること~ドッグフードと混ぜる
  • 野菜は食事量の20%以下にとどめて、細かく刻むこと
  • 獣医師に相談をすること

が重要です。

愛犬のために手作り食事チャレンジしたいけど、難しそう…時間がない…という飼い主さんは、簡単に作製できる通販を利用してみることも方法のひとつとなります。

ぜひ今日から試してみてくださいね!

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